RidgerP新作 ファーストインプレッション

RidgerP アイドルマスター アタシんちの美希は無限大

前半がわかむらP、魔汁P、慈風P、七夕P的な抜き技術の最先端をRidgerP的に取り込んで咀嚼した結果の実験場であるとしたら、後半は我々の知っているいつものRidgerPの本領と言うところでしょうか。実際2:23-からのシンクロを見て、初めて涙が出ました。ああ、これこそRidgerPの帰還なんだな、と実感したと言いましょうか。
ステージダンスシーンをさまざまなカットを織り交ぜて綿密に繋ぎ、長回しと見紛うレベルまで到達させ、ダンスシンクロの快感を現出する。その本領をしっかりと拝見しました。
強いて言うならばRidgerP特有の重厚感のある色調が今作では薄かった事が挙げられますが、コンセプトとしてはMAシリーズに対してのLovePower三部作や暁の記憶に連なる作品であったが為かなとも思います。また本格復帰への1ステップとして今やれる事を詰め込んだ実験作としての位置づけになるのかなと言うのが前半部を見ての印象。
信者としては貪欲に、この後にMAシリーズが控えている事を大いに期待しているのですが。
とにかくその帰還をここ数日はひしひしと噛み締める事にします。