今更ながらダンスシンクロ選手権の感想を。

今見たので感想を書きます。

艦長Pが先鋒。ダンスシンクロ選手権にあえてスローダンスでシンクロさせるこのチャレンジブルさが度胸ありすぎィと言う感じですがやはりテンポ的に厳しい部分が。序盤のダンス選択含めて曲が微妙に足を縛っている印象があります。またトリオ二組で衣装を変えて画面割りをしているのでただでさえ短い曲なのに全体の統一感が削がれているのも気になるところです。構成力できっちり纏めて来るのは流石ですが動画全体にキレを感じませんでした。

ぎょPはアップカメラのキレで序盤から頑張ってくれてますが、この序盤からカメラカットばしばし飛ばしてる時点でこちらも厳しそうな気が。艦長Pもそうなんですがシンクロに拘ってダンスをきっちり嵌めようとして逆にキレが無くなっている気がしてしまいます。むしろサビでこそカメラカット飛ばしまくりのセールスポイントの気がしますがやはりダンス嵌めをカメラで追いすぎてもったり感が。ラストに疾走感を感じだけに惜しい。

さてpotechiP。まあ何ですかね。多分本当に好みの違いだと思いますけどここに来て漸くイントロでマイリスしたくなる迫力に会ったかなと。シリアスな出だしに黒の衣装のシックさとインパクトも実にイイですね。拍に合わせたカメラ揺らしもここまでの見てくると実に新鮮に映ります。足先のカメラと5:34のリピートとかもう自分の好みにばっちり嵌ってくれます。歌詞入りの燃え尽きるわ、のダンス選択は艦長Pともろかぶりですがカメラ・エフェクト・衣装メンバーの統一感等、目の捉え方が明らかに違い疾走感を感じさせます。フラッシュエフェクトも派手にインパクトを入れる曲を見事に引き立てている感じ。
サビもキスミーでコンパクトな手の振りダンス→語り部分でアップ正面のゆったりとしたインパクトの高い画面作りとダンスで構成力もお見事。
特に秀逸なのはやはりダンスの繋ぎの妙。ダンス選択も含めてダンスシンクロPVとして完璧でした。素晴らしい。

ラストの蜂P。イントロはぎょPと被ってきますが、やはりこの曲の序盤のシックさに衣装を合わせてきている点と、カメラが細かいのにもかかわらず落ち着きを感じるのは目の導線を意識した滑らかな繋ぎをしているからではないかなと思います。
リピートをきっちり効果的に入れてくるところも如何にも蜂Pらしいですね。歌詞入りしてからはダンスシンクロ完璧とは言えない部分も散見するのですが、動画にストーリーを感じさせてくれる8:30〜サビ前の歌詞シンクロ演出とアイドルの表情の切り出し方が見事ではっと胸を突いてくれます。
サビのキスミーの演出は艦長Pと被りましたが、ここ一番のところでシンクロをずらした艦長Pときっちり決めてきた蜂Pとの違いを嫌でも思い知らさせます。そしてねえでまたもやお得意の畳み掛けるリピート。この構成を次のパートでも使って印象を積み重ねていくパートリピートと言う意味でも蜂Pお得意の演出恐るべしです。こちらも貫禄を感じました。
potechiPに比べて蜂P凄いなと思うのはやはり全体のストーリー性です。ダンスシンクロと言うよりもそこからさらに脱したぎょ蜂系のエンタテイメントの凄みをしっかり感じさせてくれるところ、流石でした。それと一言、8:19の春香さんが右に流れるシーンは神。

さて最後の4人比較。ここではっきり解る気がしますが、艦長Pのスローでの出だしの遅れ、そしてぎょPと下二方のインパクトのある画面作りの無駄のなさと言うか統一感がイントロだけで確認出来ます。そして本編に入ると勢いにまかせるぎょPに比べての他のPのカットの細かさ。良し悪しはありますが、短期決戦でのインパクトではやはり重要になるようです。

さてこの中で私として1番をあげるとするならば・・・やはりダンスシンクロ選手権として銘打たれているからにはpotechiPではないでしょうか。あえて蜂Pの瑕疵を述べるならば8:07のダンスの違和感。potechiPにはそう言う目立つ瑕疵感が一つとしてありませんでした。
ただ、PVとして純粋に見るのであれば蜂Pに軍配をあげたくもあります。それくらい二方の動画は素晴らしい出来でした。

こう言う企画ですので率直に色々と細かい粗探しみたいな見方をしてしまいましたが、四方ともアイマスダンスPVのトップランナーの方々。これからも是非素敵な動画を宜しくお願いいたします。