彼女と笑えれば。

多分、何度か噛み締めないとおいそれとは書けもしない。そんな作品を繰り返し繰り返し見ました。

メイP アイドルマスター 彼女と笑えれば。

タイトルは彼女と笑えれば。はるちはなのである。徹底的にはるちはなので、後半のオールスター部分が初見ではなにやらひっかかって見えたのである。皆、千早と笑いたい。そう私たち皆、な(ry。とは言えやはりメインははるちは。ピーキーな千早とフラットな春香(胸的には逆、的な意味で)の物語なのだ。でも最初に感じた違和感はそれだけの問題なのだろうか。はるちはがメインだからオールスター部分に違和感が残る?
いや多分そう言う部分ではない。
この作品の春香さんをもう一度見る。自分でも忸怩としない思いもあるだろう、もしかして千早の足を引っ張っているのではと言う屈折した思いもあるだろう、しかし、それ等の葛藤を踏み越えてのあの笑顔なのだ。それが春香さん。そんな春香さんを描いたのだから、これはなんと言うかやはり春香さんの物語なのだ。千早を通して、ぼくらも、彼女と笑えれば。多分、その瞬間、ぼくらは幸せになれる。多分、ちょっとした悩みなんて、吹っ飛んでしまうのだ。
そう言う意味ではこの作品は入り子のような構成なのだ。千早と笑えれば。と言うアイマスの中の世界での765プロのアイドル達の思い。しかし、その外側に存在する、春香と笑えればと言う見ているぼくの思い。感受したのは後者の方が勿論強かったからこその最初の違和感なのだ。だから、ぼくの取り方としてはこれは春香さんの物語。