この、素晴らしき世界。

ちゃたまるP アイドルマスター この素晴らしき世界

ちゃたまる革命以降、合作で精力的に美しいPVを上げ続けているちゃたまるP。その活躍にまだPV系も終わっちゃいないぜ、とそれだけで胸熱な訳ですが、さて今回のPV。ジャズステージは少し平面的なところを残していてそれをブラーで上手く飾っているのですが、やはりアップは厳しいところ。やはりこの手の背景合成は奥行きが出ると光りますと言う事でステージシーンも観客席からの遠景は素晴らしい見栄え。サムネシーンなどはどうしても平面的なステージを左へのカメラ移動と、手摺陰、窓とテーブル、ステージの3点で立体感を支える事で良い効果を生んでるように見えます。


あとはこのダンスシーンをそのまま見せないでカットで繋いでくるセンスも好き。どうしてもこのダンスは直線的に見せると力が強すぎて浮いてしまう感じが出るのですが、そこを曲に合わせてカッティングを入れる事によって柔らかく溶け込ませているのもちゃたまるさん独特と言えるシーンなんじゃないかな。

それにしても、この動画の肝はやはりこのステージシーンを核として脇を固める野外遠景シーンです。ステージとはまた異なる千早のプライベートな時間を、そしてステージからさらに広がる空間を。より深みと広がりを見せてくれるこのシーン達こそ実は主役かもしれなくて。



夜から明け方へ。刻々と移り変わっていく時間をも、閉じ込めてくれる。この素晴らしき世界。




そしてその素晴らしき世界を己の物とする千早。この美しいシーン達を一段一段と、昇るようにカットインさせていくこのカタルシス

そして歌で、ダンスで、それを表現し終えた千早のこの後姿の神々しさよ。このストーリーラインを美しすぎる映像で表現してくれたちゃたまるP。その才幹手腕努力に改めて千早へ贈るものと同じだけの拍手喝采を。