天使の羽衣。

怒首領蜂P アイドルマスター 南波雪歩 「music」








天使かと思ったら大天使だった。雪歩でパステル系と言えばもうこれだけで大好物。昔なら確実にb.o.s.Pと思ってましたがこれを蜂Pがやってくれるんだから素敵な時代になったものです。
キュートでメロウな南波さんの声質がまた雪歩にぴったりと似合っていてパステル系雪歩の可愛らしさを増幅していますが、この後も出てくるピンポイントでの歌詞に乗せたダンス演出が素晴らしい。

恋のmisic、何処までも響け!で両手を挙げてくるっと回るこのダンスにぶわっと心が空まで持っていかれます。可愛い可愛いと思ってたら天使だったんだと納得する瞬間です。




そうかと思うと三段階の衣装チェンジで天使がアイドルになってステージに降り立っていくわけです。ここもしっかりとステージ衣装に移行していく事でイントロからÅメロへの軟着陸を図っている訳で、こう言うところの造りの上手さにも唸るのですが、まあとにかく可愛いから良いんですけど。取り合えずこのイントロ30秒、と言うか最初の10秒だけで文句なく20選に入れる代物だと思います。
で本編です。


アップとロング、下から上になめるカメラとかもう自由自在なわけですが、そしてこのグローのかけ方が何ともMADっぽくて雪の大天使ですよね。



サビのこの演出も凄いですよね。ステージの奥の雪歩を、手元まで簡単に持ってきちゃうんですよ。自分の手の中の携帯に雪歩が居ると言うこの近さに切ないまでの愛しさと衝撃を受けるわけです。ゾクゾクしますね。これ。


新聞雪歩。このフレームの中と外を繋いでしまう、雪歩を何処にでも持って行けてしまう魔法の演出。


サビ以降は基本4パターンのダンスを繋ぎ合せてリピートさせながら創られているわけですが、これがまた歌と合わせて中毒性を高くしている原因ですよね。

終幕に向けてフレームを狭めていくこのちっちゃなカタルシスがまた心憎い。衣装選択も素敵なセンスですね。

くるくるぷるぷる雪歩。ここで引きのカメラに徹してくれる事で天使が羽衣を脱いで雪歩として降りてきてくれるのです。

そしてラスト。締めにアップの笑顔のカットとか持ってきたいところをスッとフレームを消して締める。天使は天に帰って雪融けて雪歩も消える。この少し切なくも清々しい心の充足感。終りのワンフレームまで完璧なスペシャルギフトMADでした。感動しました。どうもありがとうございます。