2012年下半期20選(完成版)

本記事はニコマス2012年下半期20選企画参加記事です。

さて、今期に関しては7月19日から12月15日までアイマス動画を殆ど見られていませんでしたので20選を選ぶと言う事に内心忸怩たる思いがあります。自分でしっかりとその期の動画を見られたと言う自負を元に選ばないのでは、やはり見ていない動画に失礼と言う感が否めません。
ただ、やっぱりお祭りだし、見ている中でそれはそれでこれを選びたい、と言うのはあるもので、まあ自分の中で簡単に妥協する事に決めて参加しました。まあ私の矜持なんてのは所詮こんな程度です。
それにしても思うのは年々、お祭りについていく気力が減ってきていますね。熱気が減ってきているのでしょうか。でも一つ一つの動画を見る嬉しさ、楽しさは全く減ってないようにも思うのですが。まあ愚痴が出るのは歳をとった証拠ですねw

まあ、総括とも言えない自分語りは終えて、20選です。

1.うけうけさん iM@S UNION

(※2012/7/16の感想より)
ニコマストイボックス。一刻一刻、どの窓に何が出てくるか、ドキドキワクワク楽しみでたまりません。この発想は以前もあった訳ですが、ここまで細かいギミックを積み込まれてくると圧巻ですし、選んだパートにもセンスあります。北斗が横切るだけの存在感とかね。こう言う見ていて感じるワクワク感って言うのは本当に素晴らしいですよね。★★

この動画についてはスクショを貼るのは野暮な気がするのでやめておきます。子供の頃にブロック玩具の入った箱から色々なパーツを探し出しては嵌めていく、あの楽しさに何処か似てませんかね。何かそう言う懐かしさも感じて選んだ気がします。オンリーワンな動画としてニコマスの歴史の中でも多くの人の記憶に残る事になる動画でしょう。

2.junP アイドルマスター2 「希望の唄」春香

(※2012/7/17の感想より)
出会ったのがきっと貴方だったから。多分春香さんで無くても、それが貴方のアイドルであっても。そう言う、これはアイマス賛歌。あまり理屈は要らないんだよね。そうとは何時も思っていても、こう言う動画で再認識させてくれる。とてもありがたい。★★


初っ端のこの胸に手を合わせるシーンと、イントロの「貴方が居て、貴方と居て」の歌詞だけで胸がきゅんと締め付けられる動画です。勿論2:01-のダンスの振りと歌詞を聴けばもう泣くしかなかったり、色々あるのですけど、最初の10秒、30秒で心を掴まれたら、もうそれで。

3.シーバスP 【アイマスMAD】 生きてる生きてく

(※2012/7/17の感想より)
アイマス賛歌その弐。「希望の唄」を見た後のこの動画である。
そうして僕はきっと今日も生きている。アイマス最高!と叫びながら。日々色々迷っていても、多分アイマスが好きだと言うそれだけは、上記の「希望の唄」とこの動画で再び感じ取れると思う。今は無きサンデイとロストマンの奇跡のように、偶にニコマスではこう言う小さな奇跡が訪れる。是非セットで見て欲しい。★★


シーバスPも今期活発に活躍された方でしたが、自分にとっては上記のjunPの動画と同日に上がったと言う事に本当に運命を感じてしまったのでこの動画を選びました。かつてアイマスに触れていた人達にも、今、アイマスに触れている人達にも誇れるようにアイマスを好きで居たいと思いました。

4.**P 【tears in rain】

(※20選マイリストコメントより)
ロボットの反乱。アイマス2素材のPVでギャグノベマスをやると言う発想はまさに鬼才eiteiさん。貴響流離譚も良かったですがやはりこちらを。


まさかコミュとダンスのパッチワークでこんな奇天烈なストーリィが紡げるとはお釈迦さまでも思わなかったでしょう。この選択肢がこう使われるの!?とか、あのダンスで電波飛ばすの!?とか、このコミュで本当に受信しちゃってるよ!?とか、このダンスでやられちゃうんだ!?とか。まあ数秒毎にびっくりしている自分が可愛くなってしまいました。完全にeiteiさんの手のひらで転がされながら楽しんだ4:00は忘れられない時間になりました。

5.ハニハニP  アイドルマスター Meteorites

(※20選マイリストコメントより)
とにかくステージの魅せ方を極めている。光の魔術師と言う言葉が浮かぶが、しかし魔術師ではない。ステージ映像の匠だ。★★


映像として先に進んでいたと言えば、多くの人がこの動画を見て連想したであろう、orgonePの ”MUSIC”があった訳ですが、ハニハニPはこれを、映像としてではなくアイドルマスターのステージ映像として極めてしまったと言う意味で凄まじい。
面白いのはこのPVのスクリーンショットが非常に撮り難いと言う事。勿論ライティングが逆光であるのもそうなのだけれど、とにかく映像として止まらずに滑らかに繋がっていっている事が体感出来ます。

6.ribonP アイドルマスター2 天海春香 ―遭難―

(※2013/1/6の感想より)
一言の衝撃。
春香さんから目が離せない強さ。選曲も有利だとは思うのですが、それにしてもこの椎名林檎の歌声に絡み付いて行くような地に付いた重心の低いダンスのねっとり感がたまりません。歌姫としての迫力を魅せてくれるカメラワーク含め、久し振りに見た歌い上げる系のPVですね。この芯が太いおかげで花に重ね合わせる演出や1:14-の床に映りこむ多面ディスプレイの演出などが嫌味なく小技として認識出来る、この凄さ。
画面構成も配置を考えた魅せ方がきっちり出来てますし、長めのダンスが続いたところでの音を捉えた2:06の心憎いアクセントなど、まあ縦横無尽です。
そしてラストの「出遭ってしまったんだ」の一言に1春香を重ねる事ではっとさせられて歌詞全体をながめてしまいました。今更気づくんですね。この動画が歌い上げる系の極上のPVであると共に、ガチガチのストーリィPVである事に。正直なところ、最後のこのシーンを見るまで1:22の唐突なシーンには違和感があったのですが、一気に納得がいってもう1回見直してしまいました。胸を刺されましたね。
後で久し振りに歌詞を入れに行きたくなりました。と思ったので入れてみました。★★


纏め見て記事も書かせていただいた今期ニューカマーのribonP。細かい事は感想で書かせていただきました。「ってゆって?」や「Dimension The Limit」も候補でしたが、界隈では「internet friends」が人気が高いようで20選にも多く選ばれているようです。個人的にはこのシンプルでドラマティックな春香PVとしての強さに惚れました。

7.キウイP アイドルマスター WAになっておどろう

(※20選マイリストコメントより)
この曲は鉄板だなぁ。衣装チェンジを含めた華やかな演出と丁寧なダンス合わせとで曲に負けない見事な力作。★☆


キウイPも今期3作が満遍なく20選に選ばれているようで人気の高いPVPさんですね。毎回毎回、オールスター+みんなが楽しくなる動画タグの動画は選んでいると思うので、今期はこの動画がその枠だったのかなと思います。曲の雄大さに合わせて緩急のダンスが実にゆったりしていて横幅を上手く使ったカメラと合わせて素晴らしいですね。2:00-の千早の衣装チェンジや2:25-のステージ切替はまさに名シーンでした。

8.みるくまんさん 【MAD】MIRU key way【THE IDOLM@STER

(※20選マイリストコメントより)
一秒と目を離させないスマートアンドスムースなセンスフルアニマスMAD。まさに今期のアニマスMADの頂点。アニマスMADでストーリィをやろうとしてもアニメ26話の厚みによっぽどの事が無い限り敵わない。それよりもこう言うPV系で良作が出てくれると嬉しい。★★


アニメ素材に色調やカットの挿入などのアクセントを加えて、シームレスに繋いでくるだけでこれ程気持ち良くなるんだなぁと言う。可愛いだけでもなく、アイマスのストーリーを押し付けるような説教臭さも無い。ただただ曲に乗って気持ち良く見られると言うアニメMADの粋ですね。

9.あとりえP アイドルマスター 伊織 『I am a DOG』 PV

(※2013/1/4の感想より)
歌詞シンクロとキュートな静止カットで攻める攻める、まさにあとりえPの本領発揮と言うか本領爆誕とも思える6作目。ダンスにしてもシンプルなダンスを持ってくるのではなく、1:05-1:13など絵で魅せるダンス選択こそがこのPの真骨頂ですね。つまり昨今は珍しい2008年式のキュートなPV系アイマスMADを作るPと言うのかつまりこのPなんだなぁと激しく納得した次第です。★☆


ribonPと同じく2012年下半期デビューの期待の新星。最新作の真美PVの評判が高いですが、あとりえPの軸が決まったのはこの動画かな、と言う気がして選びました。曲のふんわかさに加え、伊織をわんこに見立てると言うありそうで無いテーマ、そして可愛い動画にもかかわらずブルー系の衣装でベタ甘ではない清涼感を醸し出しているところなど、きちんと独自の特徴を出しつつも王道さを魅せてくれるのが素晴らしいと思いました。

10.吉田くんP アイドルマスター「ユメミルココロ/Let Me Be With You

(※2012/12/23の感想より)
この動画の凄いところは、曲を聞いているうちに見終わっているところなんです。『Let Me Be With You』と言えば今はもう削除されてしまいましたが、言わずと知れたゆうめいPの傑作があり、勿論やよいとの融和性は高くて、マッシュアップとは言え、やよいおりでもすんなり嵌るスイートな可愛らしさがあるわけなんですが、そこにユメミルココロを混ぜてやよいおりにする事でそこに留まらない前向きさを魅せてくれている。特に2:30-3:15の間奏パートの歌詞シンクロ演出はその融合の素晴らしさを如実に魅せてくれています。
投稿者コメントの『2人の夢に向かって頑張る強さとか、女の子らしい可愛らしさとか、歳相応の無邪気さとかそんなことを思いながら作りました。』と言うのが本当にきちんと動画に織り込まれているんですね。
これだけしっかりと演出して作り込んでいるにも関わらず、動画自体に曲を邪魔するような部分が全く無いと言うのは、驚異的な事です。ただでさえマッシュアップと言う難しい特異な曲なのに、それに寄り添って出過ぎる事のないPVの作りの安定感。この動画がマイリスト126なのですから、まあ何と言うか、地味好みなんでしょうかねw勿体無いなぁと思います。でも好きなので変わらないで欲しいです。★☆


感想ではうだうだ書いていますが、やよいおりのデュオダンスPVと言うだけでも価値があると思います。まあ何時も書いているのですがデュオダンスにはどうしても2人に距離があります。そこをサムネシーンとかスクショシーンとか、ここぞと言う所で繋いで見せる事で、ぎゅっと心に残るのです。3:01-の手を離し、切なげな表情を浮かべる2人はその反動でさらに感動を高めてくれます。ラストシーンで少しずつ距離が狭まっていく2人。そしてまた繋がれる手。デュオPVの妙味を全て魅せてくれる素晴らしいPVだと思います。

11.艦長P 【アイマス】 Next Life 【公式曲MAD】


(※20選マイリストコメントより)
どうしても7thライブのぬーを思い出してしまうが、それに引けを取らないと断言出来る。ダンサブルさとカメラがどう見ても素人技ではないです。個人的にはMONSTER TREEを入れたかったのだけれど、どうしてもこの動画には勝てなかったよ・・・。★★


まあマイリストコメントでも書いてますが、あの沼倉さんの7thライブの神懸ったパフォーマンスにアイマスダンスPVが一歩も引かないと言う時点でオカシイですから、本当に。ダンスPVでは今期一番20選数が多いんじゃないですかね。下半期一番勢いがあったと言われる響動画の頂点です。

12.2番P 【人力Vocaloid】「te-yut-te」765プロオールスター+α


(※20選マイリストコメントより)
再生が止まらないから仕方ない。何回見直した事か。あずささんが何気にナイスなポジションなのも素敵です。★★


今期も人力ボーカロイドトップランナーはドリ音Pでしたが、オールスターの楽しさ、全員の特徴を極限までに表現しきった音作りと動画構成、クセになるループ力、動画の総合力としてはやはりこの動画が傑出しているように感じます。0:32-の歌唱パートの素材選びも完璧でした。二番煎じメドレー以来の感動でしたね。

13.ドドリアP 【アイドルマスター】VESPERIA

(※20選マイリストコメントより)
逆襲小町vsフェアリー。ドドリア節全開。節々での伊織の瞳に万感万語が宿っている。Sweet Donutと迷いに迷ってドラマティックさで優るこちらを。★☆


名作「FUJISAN ROCK FES」の続編的な位置にある動画ですね。前回のフェスで春香のユニットに敗北し、IAを逃したものの、1年の活動延長を勝ち取って、再チャレンジへの静かな闘志を燃やす竜宮小町。その前に現れた次なるライバルはアニマスの美希エピソードの通り、竜宮小町に入る事の出来なかった美希率いるプロジェクトフェアリー。覚醒した天才、星井美希の追撃と先行する竜宮小町のさらなる成長、そして最終決戦までが5分のダンスPVで見事に綴られます。「まだまだね!ずっと追いかけてきない!」と言う伊織の掛け声が響いてくるようなラストはインストでドラマを語りきったドドリアPの自信をも見るようでした。

14.怒首領蜂P アイドルマスター 南波雪歩 「music」


この動画に関してはこちらの単品記事を是非ご覧下さい。(宣伝)


再生して5秒で解る最高のパステルカラー雪歩MADです。

15.アリシャスP How Many Lovers

(※2012/12/22の感想より)
ちょいとシニカルなようでいてでも実は彼女にぞっこん。と言う惚気話を、喜劇風に魅せてくれる劇場型ダンスPV。場の作りの上手さは流石アリシャスP。2:20-2:24のテンポのダンスの合わせの絶妙さ。そしてその語りパートからサビへの開放感に合わせてコミカルで華やかな絵を持ってくる構成。このダンス演出に合わせて字幕もみっしり詰めからワンセンテンス置きに変わるわけで、まあこのあたりの演出力は本当に魅せてくれますよねぇ。まあここに限らず全体的に歯切れとテンポの良い曲に動画をきっちり合わせて来ているわけで気持ち良くないわけがないのですが、それにしたって1:20-1:29あたりのダンス選択や細かい調節は鬼気迫るセンスですよ。それに中締めの七彩ダンスの後の引き締めでスノーフレークリリパットを使うとかね。この動画を見てうぎっているダンスPVPは一杯居るんでしょうねぇ。こう言うのは本当に、真似出来ないと思います。★☆


マイリストがこれを書いている現時点で110なのですが、マイリスト数に締める20選選出率を求めたらこの動画がトップなのではないかと言う気がしています。細かい事はともかくとしても、歯切れ良く気持ちの良いPVが快楽だと言う事を教えてくれる動画です。特にサビはクセになるほどに素晴らしい。
「そこに根拠や理由がなくても。僕の人生は無意味だ、君に届かない限りは」

16.グリモンP アイドルマスター 「Yes,continue!!」


(※2012/12/26の感想より)
キュートで華やかなダンスシンクロ。滑らかで視線を止めないダンスの繋ぎとカメラワーク。特にカメラワークは秀逸でロング、ミドル、アップの繋ぎやちょっとしたズームパンなども実にスムースで違和感を残さない。この違和感のない視点誘導がPVで如何に大事な事かと言う事をこの動画で感じさせてくれているなぁと思います。2:32-で右にカメラを流して2:34のダンスの動きと一緒にくいっと左に戻す動きなんかはまさにそれを象徴しているシーン。それ以外にも0:43の実に自然な衣装チェンジや0:46のシーン切替、1:47のミドルからアップのきゅんとするカメラ。そして1:11-1:12のような要所を締める脚!(これは趣味)等等。見所は本当に満載です。
そして最後に、サイドのやよい真美も勿論ですが、なにしろ春香さんが綺麗可愛い!。アイマス2PVの要点はここかなぁと農民プーPの動画を見ると何時も思うのですが、グリモンPも再認識させてくれますねw
とにかく実に魅入ってしまう素敵なPVでした。★☆


とにかくアイマス2の春香さんPVは綺麗で可愛くて最高。と言うのをこれまで思い知らせてくれたのは農民プーPだったのですが、今期はグリモンPでした。と言う事での選出です。しかし、ただそれだけではなく、個人的にはこれまでのグリモンPの動画の中でも抜きん出てダンスシンクロが素晴らしかったと言う事もあります。これを機にさらに一皮向けるのではないかなと大いに期待してしまうだけの傑作でしたね。

17.しおP 【12月デビューP特番】765Proのアイドルは100万馬力【しわっす!THE FINAL】

(※2012/12/28の感想より)
イッツァ765オールスターズ!ショウの始まりはここから!今年で一旦企画イベントとしては幕を閉じる事になったしわっす。そのFINALのオープニングにこれ程相応しい動画があるだろうかと言う、まさに納得の一本。あまり多くのダンスを使わない事でリピート含めて全体に統一感を持たせているので、1人1人のアイドルをきちんと魅せていっても芯がぶれないんですね。それと同じで基幹のダンスシンクロがしっかりしているからこそ、その中でアップを多用して回して言っても芯がぶれない。きっと全部ロングで構成してるんじゃないかな、1度。と思ってしまう芯の強さです。そして律子Pの面目躍如たる2:42からの律子ソロの圧倒感。3:00-はアイマスP、そしてニコマスP全体へのオマージュですね。今はもう会えないPさん達もきっと何処かでアイドルマスターで繋がっている。そしてこの先もきっとアイマス最高!と言う言葉を掛け合うことが出来る。そう信じさせてくれる動画でした。
アイドル達も、そしてP達も『all are the children of Idolm@ster』
ラストがやよいと言うのも、きっと、彼女が一番素直に未来を信じさせてくれる、そしてこれからの未来を感じさせてくれるアイドルだからではないでしょうか。素晴らしいアイマス賛歌でした。★★


年末の飛び道具、しわっす!のオープニング動画。今期の初めの7月にjunPとシーバスPと言うアイマス賛歌動画があり、そして今期の終りにしおPのアイマス賛歌動画で締められると言うのは何か感慨深いものがありました。『all are the children of Idolm@ster』はこの時に私がつけたタイトルですが、中々良いタイトルではないでしょうか。

18.八位P 【 しわっす!THE FINAL】 アニマスでFestivo!

(※2012/12/28の感想より)
アニマスMADで繋ぎの凄さというものを見た気がします。親動画になっているR(略)PのFestivo!はアイマスダンスPVでタップを、と言う四方山話を見事に体現してくれた名作でしたが、今やアニマスと言う素材を得て、新たな表現が出来るようになったんだなぁと、時代の変遷をひしひしと感じます。まあそんな昔話は良いとしても、とにかくタップと言う高速ビートを綺麗に動画を繋げて魅せてくれていますね。0:24のまさにタップと言う映像にはぞくりと来ました。
この両足が床から離れる躍動感。たまりません。そして0:32のブレイクの鼓に合わせたこの春香さんのバックステップ。ヤバイ。やばすぎます。八位Pは天才。
そして各キャラ紹介に入ってからがまた神懸りです。普通にキャラ紹介に入る構成ならばこれまでのアニマスMADで幾らでもありましたが、関連するシーンを繋いで来ると言うのは本当に素晴らしい発想。
雪歩パートのラストカットで亜美真美を出して置いてかーらーのー亜美真美パートや、さらにやよいを出してかーらーのーやよいパート。この連携を続けていく事でFestivo!の怒涛の流れに負けない映像の繋がりを現出している訳です。まあ見れば誰でも解る事ではありますが、この曲だからこそこの繋ぎが必要だった訳で。
そしてここまでを、この凄いパートを前座にしてのメインパートのダンスシーン。ああーもう凄いんじゃあ・・・。軽快かつ躍動感のあるダンスシンクロとカメラの割り当ても凄まじいんですが、より怖気を奮わせるのは意図してかしなくてか、2:29の美希のぎゅっと溜めるようなアクションからの俯瞰シーンによる5秒の間です。
タダでさえダンスシーンが凄まじいと言うのに、この5秒の間を挿入られるセンス。ここにはもう脱帽でした。20選が一気にひっくり返る、本当にしわっすは怖いですね。★★


2008年には41P、そのダンスを引き継ぎながら2009年にはR(略)P、2011年にはフェイクPの手描き、と引き継がれてきたFestivo!PVがアニマスMADで。まあそう言う系譜もありますが、とにかく凄い出来のMADでしたね。マイリスト版でも書きましたが、八位Pは今期もエンターテイナーとしての才能を遺憾なく発揮して「侵略ノススメ☆」を初めとして「チマタでウワサのセクシージャンゴなの!」「アイドル笑顔百景」とどれも20選に入れたい動画をリリースし続けて来ましたが年末のこれは本当に化け物みたいな動画でした。本来は「侵略ノススメ☆」を是非入れたかったのですが・・・。まあ悔いはありません。

19.オペラP アイドルマスター 春香 「Over The Distance」

(※2012/12/28の感想より)
OGOPの『ばらの花』にもあるように、春香と海と言うのは古くからの命題だった。sabishiroPが、かつて『春香そのものが海なのだ』と言ったように、天を目指しながらも、何時しか還っていく場所としての海と言う存在は、その苗字からも春香を象徴しているように思える。
この動画は本来、ただただ純粋な思慕の歌を歌い上げる春香の動画である。その想いはトップアイドルとして羽ばたく事、そしてその先にあるプロデューサーへの想いを伝える事。その中で海はプロデューサーとの隔てられた距離を表している。1春香であればそれは届かぬ距離であるし、2春香であってもそれは海を越えた別離の距離である。しかし、その距離とは別に、空を飛んでその想いが伝わった先に、2人が還ってくる場所としてのやはり海がある。その海が輝くものであるのか、色褪せたものであるのか。2のこの春香さんなのであれば、きっと輝く夕日の海が待っているのだと、信じたい。
如何してもこう言う引き摺られた感想を書いてしまうのだが、引き摺られない純粋さを持ったこの動画への感想を1度読んでみたいなとも想う。★☆


動画への感想と言うか、動画そのものについてオペラP自身が語っておられるので、まあそれで良いかと思います。これを20選に選んだ時には未だ知りませんでしたが、上半期20選に選んだ「グッパイ、ハピネス」の表裏となる動画との事で、再び20選に選べた事を喜ばしく思っています。

20.アドP 【ダンガンロンパ】 議論 -HEAT UP-&-HOPE VS DESPAIR- 【アイマスMADPV】

(※2013/1/1の感想より)
俺得選曲のダンガンロンパ。前半はあずささんソロで、あずささんのいろいろなたっぷり感を堪能できます。そして1:30で曲調が変わり、一気に映像もヒートアップ。一気にクインテット構成であげて来ますね。サイドの煽りのダンスにあずささんの重量感が芯になっていて激しいカッティングにも関わらずあずささんの一点で全く映像が、動画がぶれません。もうこの時点ですげえすげえ言ってますが。LMGのダンスの煽りは今までもかなり使われてますがこの曲の緊迫感でやられると本当に痺れます。
そしてシーン転換からまた1分と一番丁度良いタイミングでフェス相手登場。この登場シーンもまさにババーンッて感じでカッコ良くて笑ってしまいます。ダンスで引っ張っても行けたんでしょうが、曲に合わせた感じで2:59-はクライマックスの怒涛のカットラッシュ。雪歩のどすこいカットとか凄い好きなんですがw
やはりぞくっと来たのは3:09-のカット。ジュピターの指差し確認カットはいつも格好良いのですが、『良し、イケてるな!』と言わんばかりのジュピターに『まだまだね。』と応じるあずささんのこの女帝の風格が何とも!この風格をあずささんで出せるのは今やアドPだけと言っても他言では無いくらいです。びびりました。
いやーとにかくあずささんの魅力とあずささんの風格を一挙に魅せてくれる最高級のあずささん動画です。アドPは10月の『Alright!』であずささんの可愛さをたっぷり伝えてくれたのですが、このPVではまた違う素晴らしさを魅せてくれましたね。最高でした。★★


12月28日の動画を4本選んでいる時点でどれだけ年末効果だよって感じですが、堂々と選んだ動画なので問題ナッシン。緊迫感と疾走感のある脳汁がだばだば出る感じの動画で、しかもあずささんメインと来てはもう選ぶしかないと言いますか。今期はあずささん動画のクオリティがかなり高かったのではないかと思っているので何処かで別にあずささん動画だけの何選かを出来ないかな、とも思っていますが、思いついた時にやらないと出来ないんですよね、いつもw

サムネ1選.アルマジロP 【アイマスPV MAD】伊集院北斗のクリスマスの過ごし方

この動画もサムネ1選のトップなんじゃないでしょうかwこの絶妙な鼻眼鏡のバランス。流石、座標合わせに1ヶ月かけただけはある絶妙さでした。サムネ1選どころか20選としても十分に候補になる良い動画でしたね。

以上、2012年下半期20選+サムネ1選でした。